株式会社を設立するには、発起設立と募集設立の2つがあります。

発起設立とは、発行する株式全部を発起人が引き受ける形態で、一人で簡単迅速に会社を設立することができるため、多くのケースでこの形式が利用されます。

一方、募集設立とは、会社設立時に発行する株式の一部だけを発起人が引き受け、残りの株式については、他に株主となる人を募集する設立形態をいいます。

発起設立のステップは下記の通りになります。

  1. 会社設立を決意し、発起人になります
  2. 会社の基本事項(商号、事業目的、本社所在地、資本金等)を検討します
  3. 営業許可等の必要性確認
  4. 代表者印作成
  5. 定款の作成
  6. 公証役場にて定款の認証
  7. 金融機関に出資金の払込
  8. 取締役の決定及び取締役による調査
  9. 設立登記申請書類作成
  10. 登記申請(会社設立)

募集設立の場合は、上記⑥⑦間に株式引受人の募集が入り、⑦⑧間に創立総会の開催が加わります。