協議離婚とは、夫婦が話し合いによって合意して離婚する方法で、離婚全体の90％を占めています。

合意に達すれば、離婚理由に係わりなくすぐに離婚できますが、感情的になり結論を急ぎすぎると、離婚後のトラブルを招きやすくなる傾向にあります。

参考までに、他には調停離婚・審判離婚・裁判離婚（和解離婚・認諾離婚）があります。

協議離婚では、離婚の意思を確認しあうことと、きちんと離婚条件を取り決めることが重要になります。

具体的に言うと、相手に離婚したい意思と理由を明確に伝え、財産分与の仕方や子供の親権者をどちらにするか、慰謝料や養育費はいくらが妥当か、さらに子供との面会交流等について決めなければなりません。

協議離婚で多いトラブルは、話し合いで合意に達したにもかかわらず、離婚したら誤魔化されたり、勝手に破棄されたりすることが少なくありません。

それを防ぐためには、相手は嫌がるかもしれませんが、離婚協議書もしくは法的拘束力のある公正証書等の文書に残すことが重要です。